旅館の倒産について
1 はじめに
旅館等の宿泊業の破産は、その地域の観光の起点となっていることや、旅館の利用者、従業員、取引先等の関係者も多いため、影響が大きいことが多いです。
破産の際には、これら多数の関与者を適切に扱う必要があります。
2 予約客への対応
予約者については、営業停止後、可能な限り速やかにその事実を伝える必要があります。
場合によっては、代替案(近隣の提携施設への振り替えなど)を考えておき、その案内をすることも考えられます。
宿泊代金を受け取っている場合には、返金手続を進めるべきかの検討が必要となります。
ただ、宿泊代金の返金が破産法上許されない場合もあるので、必ず弁護士にご相談ください。
3 従業員への対応
旅館の破産は、通常、従業員の解雇を伴います。
そのため、従業員にとっては、生活に大きな打撃を受けることになります。
経営者としては、適切に解雇等の手続きをとるとともに、従業員に対して、今後の手続について、真摯に説明をし、未払いの給与等があるのであれば、不足分が補えるよう、国の立替払い制度を利用することが考えられます。
4 取引先への対応
旅館業においては、食材業者、リネン業者、清掃業者など、多くの取引先があります。未払いがある場合には、破産手続開始決定後に、裁判所が選任した管財人が、破産手続の中で財産を公平に分配することになります。
そのため、各取引先に対して、その旨を説明する必要があります。
5 まとめ
以上のとおり、旅館の破産では、各関係者に対して、適切に対応していくことが必要になります。
また、それ以外にも旅館等では大規模の施設等を保有していることも多く、破産手続の中で施設を処分していくっことが必要になります。
旅館業で破産をする場合には、事前に多くのことを検討していくことが必要になりますので、旅館業を経営しており、支払等に困難を覚えておられる経営者の方は、早期に弁護士に相談することをお勧めします。
今回は、自己破産について説明しましたが、早期にご相談いただければ、破産に至らずに解決できる可能性もございます。
弁護士法人心では、自己破産、債務整理のご相談は無料で承っております。
是非、お気軽にご相談ください。

























